白い恋人が販売中止になった理由は?

北海道土産として有名な白い恋人。

実は過去に販売停止になっていることを知っていますか?

今回は白い恋人が販売停止になった理由やその経緯などをまとめていきます。




どうして白い恋人は販売停止になったの?

2007年は洋菓子老舗メーカー不二家の賞味期限切れ材料使用事件、ミートホープの品質表示偽装事件など食品偽装の事件が相次いだ年でした。

この年の新語・流行語大賞のトップテンには「食品偽装」が、今年の漢字には「偽」が選出されたほどでした。

そんな中、石屋製菓も商品製造に関する不祥事が相次ぎ一時販売停止になりました。

白い恋人賞味期限表示改ざん2

引用:http://www.o-88.com/travel/20070815.html

2007年8月14日、白い恋人の賞味期限が1~2か月後に改ざんされて出荷していたことが判明しました。

これは限定で販売されていた「白い恋人30周年記念商品」の返品が予想より多く、限定商品の包装紙をはがして通常の商品に包装しなおし出荷する際に行われました。

販売元の石屋製菓によりますと、白い恋人の賞味期限が4か月ですが、社内では「6か月は持つ」という認識があり、1~2か月賞味期限をのばしても品質に影響はないとの考えで行ったとのことです。

しかしこの賞味期限改ざんは30周年記念キャンペーン商品だけではなく1996年から2~3割の商品に対して常態的に行われていたこともその後の同社の記者会見で判明しました。

 

アイスクリーム商品の一部から大腸菌群、バウムクーヘン商品の一部から黄色ブドウ球菌が検出

引用:https://blogs.yahoo.co.jp/t_matuda/51763795.html

実は白い恋人の賞味期限改ざん問題が明るみになる前に、アイスクリーム「ミルキーロック」から大腸菌群がバウムクーヘン商品の一部から黄色ブドウ球菌が検出されていたことが発覚。

その後の調査で「雪だるまくんアイスクリーム」及び「カップアイスクリーム(バニラ・チョコレート・コーヒー・小倉・ラムレーズン・フランボワーズ・ブルーベリー・マロン・抹茶・オレンジ・メロン)」の全24種類からも大腸菌群が検出されたと同社から報告されました。

石屋製菓ではアイスクリーム類の全商品を自主回収、バウムクーヘン商品に関しても自主回収していました。

このような不祥事が相次ぎ、3か月もの間石屋製菓は自主休業、販売停止していました。




なぜ不祥事がおこったのか?

引用:https://www.otaru-journal.com/2007/08/post-1911.php

ではどうしてこのような不祥事がおこったのでしょう?

『「白い恋人」奇跡の復活物語』の中で、石屋製菓3代目社長石水創さんは保健所から指摘された点を以下の3点にあげています。

・社内での賞味期限に対する認識が十分ではなく、自社に都合の良い賞味期限設定と管理をしていた。

・食品衛生管理に関する組織、人材の不足と教育の欠如。

・食品衛生法、JAS法に関する会社上層部と従業員の基本的な知識と認識の欠如

著書の中で石水創氏は「石屋製菓は井の中の蛙、大海を知らずという状態だった」と記しています。

『「白い恋人」は絶対的なもので、昔ながらの製法で、何も変えてはいけない、アンタッチャブルな商品だという社内の見えないルールのようなものが存在していました。

この部分に関しては、良い面、悪い面の両方があると考えています。

良い面でいうと、「白い恋人」はできた当時からレシピも製法もほとんど変わっていません。

原料を変えるときは、味が変わらないか何回もテストした上で変更します。』

『食品の品質に対する世の中の目はどんどん厳しくなり、お客様の要望にきちんと応えられない企業は淘汰されるというのに、私たちはその変化に気づいていませんでした。

そしていつか「社内の常識が世間の非常識」となってしまっていたのです。

不祥事が起きて初めて、そのことを思い知らされました。』

引用:書籍「白い恋人」奇跡の復活物語 石水創 著書

賞味期限改ざん問題が表面化してから4日後、当時の石屋製菓社長石水勲さんが社長を退任し、後任の社長に主力銀行である北洋銀行から島田俊平さんが迎えられました。




白い恋人、奇跡の復活

引用:「http://atsushi2010.com/archives/9526」

石屋製菓は販売停止してからわずか3か月で販売を再開しました。

石屋製菓では販売再開を機に企業理念やロゴを一新しました。

販売初日にはどの店舗でも白い恋人は即日完売

その後も半年近く即日完売という状況が続くなど大きな反響がありました。

『実は販売開始当日、「白い恋人」を買ってくださったのは、ほとんどが北海道のお客様でした。

「白い恋人」はお土産菓子です。

そのため、普段商品を買ってくださるお客様はほとんどが、北海道以外の観光客の方です。』

『「白い恋人」は石屋製菓の看板であると同時に、北海道の看板であると、北海道の方々が思ってくださっているのではないかと感じました。』

引用:書籍「白い恋人」奇跡の復活物語 石水創 著書

まとめ

今回は白い恋人が販売停止した経緯やその後についてまとめてきましたがいかがでしたでしょうか?

お菓子会社として大きな不祥事を経験した石屋製菓ですが、社長の石水創さんは著書の中で

「おそらく不祥事が起こらなければ、社内の常識にとらわれたままで、外の世界との関係を築こうとも思わなかった。不祥事は私自身が変わるきっかけにもなった。」

と語っています。

ピンチをチャンスに変えて、白い恋人は北海道のみならず今や日本を代表するお土産菓子になっているのですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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